12月にPayPayキャンペーンでPSVRを買ってちょっと触ってみたので、
参考までにメモを残しておきます。
・購入と設置
箱は意外にデカイよ、みかん箱くらいのサイズ。満員電車やバスだと邪魔だね。
設置は、VR機器はマニュアル通りにつないで、プロセッサーユニットはPS4の上に、VRのカメラはTVモニタの前に置くか上に引っ掛ければOK。上に引っ掛けたほうが多分カメラの範囲外になりにくくて使い勝手が良い。
特段広いスペースが必要とかはないですね。
あと、PSVRを設置するとUSBポートが1つ塞がるので、外付けHDD使っている人はコントローラの充電は別にコンセントかUSB充電場所を用意したほうがいいかも。
私はPCのUSBポートをコントローラの充電に使うようにした。
・ヘッドセットの調整
一応メガネかけてても被れるようにゴーグルの右上に調整ボタンがあるので調整。
頭デカイと被るのに手間取るかも(頭の後ろ側のボタンを押して頭を囲う輪っかを広げる必要あり)、レンズに前髪がかかって邪魔なのでオールバックな感じに髪を後ろに持ってく必要があるので外出前は頭ぺたんこになるし、顔に跡がつくから注意。そういう意味では夜寝る前に遊ぶのがちょうどいいと思う。
ピント調整機能は目と目の間の距離をモニタ前に置いたVR用カメラで撮影した結果から調整する機能があって、これを設定しないで初期設定のままだと私はピント合わなかった。頭でかい人は特に注意せよ。
目と目の距離調整後、文字を左右の目で見てピント合わせする位置調整機能があるのでそれで調整、これを忘れると映像がボケボケになるので被るたびにやる必要あり。
ヘッドセットは頭が大きめの人は1時間くらいで締め付けが厳しいから休憩したほうが良いと思う。
頭の締付け対策にヘアバンド的なのを100均で調達したら効くとかそういう話もあるけど。
・とりあえずスカイリムVRを遊ぶ。
とりあえずスカイリムVRを遊ぶ。
馬デカすぎ、ドラゴンデカすぎワロタ、これがVRなんだねという感動はある。
立体感がすごいなどと感じながら30分ごとに休憩を挟んで最初の洞窟を抜けた。
外に出て歩き、山賊や犬に襲われると存在感があって後ろに回り込まれたりするとなかなかドキドキするし、ゲームモニタの中に入っちゃった感じでやばい。画質はPS3くらいかな。
でも、やっぱ酔う、1日一時間が限界、ぐるぐる視点回すのがよくないのかな。
いろいろ酔わないためのスカイリムVRのセッティング項目はあるんだけどねぇ。
他のVRコンテンツと違ってカメラが自由に動くので没入感含めてラスボス的なコンテンツだと思う。
酔い止めの薬を飲むと1時間毎に休憩を挟めば合計3時間くらいは遊べるけど、異世界に迷い込んだ的な楽しさがある半面やっぱ酔うのと頭の締め付けで休憩挟みつつぐったり疲れてしまうので厳しかった。
合計15時間くらい遊んでからはあんま触ってない。(2D版でだいぶ遊んで元々飽きているのもある。)
・スカイリム以外のゲームや映像で良かったもの
PSストアで無料のアプリ、映像、ゲームをいくつか見ましたが、玉石混交ですね。
良かったのはアストロボット体験版、バウンド体験版、傷物語VR、エースコンバット7体験版ですね。
購入記事で”働きたくない”さんがおすすめされてたのばかりですが、まさに当たりでした。
アストロボットはVR界のマリオみたいなもので、目の前にでっかい箱庭が飛び出て来て、そこでロボットをマリオみたいにジャンプさせて操作するんですけど、体験版でも結構衝撃を受けました。
映像もPS3よりはPS4レベルで美しい。まあ、落下死でやる気が削がれるのとやっぱり酔うので製品版は見送りましたが。
エースコンバット7も体験版をやってみました。コックピット内のメカメカしい機器を見ながら空母から飛び立って島や海を見下ろす、そして敵機との空中戦。
ロックオンしてミサイル発射して撃墜までなんとかやってみましたが。なかなか臨場感があります。
ただ、空中でミサイル避けたり敵機を追い回すのに完全に3次元で上下左右に旋回するので、私には酔いが気になりました。酔い止めなしじゃ無理、ありならなんとかって感じですね。VRモードが3ステージあるそうなので安くなったら買うかもくらい。
あと、ミュージックPVみたいのもPSストアで無料DLできるのがいくつかあって、音楽映像で演者が目の前で演奏しているやつは臨場感がそこそこあって良いんじゃと思いました。
中でも、宇多田ヒカルが目の前で歌ってくれる映像が無料で2本ほど配信されていて、2本めは近づいたカメラだと結構な存在感(艶めかしさ?)がありました。
音楽系のコンテンツはさほど酔わず存在感もあって相性がいいのでライブDVDはVR版出してくれたら買ってもいいかなと思いました。
・映像ソースごとの酔いやすさと慣らし方について考える
VRを語る上で一番の問題は酔いやすい体質かどうかでしょうかね。
あまり酔わない人もいるそうで、はじめは酔ったけど慣れる人や酔い止めあれば大丈夫な人もネットの口コミではそこそこ居るみたい。
でも、私は酔うし、慣れないし、酔い止めでなんとかって感じです。
ゲームじゃないVRビデオ映像だとカメラはたいてい固定位置なのであまり酔わないと思います。
動きとしては点という感じなので映像だけならまだまだイージーモードな気がしますし。
横方向を頻繁に見回したりしないかぎりは。
ただ、場面転換の激しい映画なんかだと酔いが来ます。
シアタールームVRというのアプリで3D対応のスパイダーマンの映画が700円ほどで配信されていたので試しに見たらなかなか奥行きを感じられて面白かったです。ただ、動きが激しい分45分毎くらいに休憩が必要でしたね。ぐったり。
次にゲームの酔やすさの感触として、アストロボット体験版とバウンド体験版はゲーム画面の中に入っちゃった感じはあるんですが、入った中で人形を動かして、カメラはたまに動くくらいなので動きは面の動きであまりこれも酔わないです。立体感は結構驚くレベルで感じられて、ゲーム体験としてはちょうどいい感じがします。
最後にスカイリムですが、こいつは多分最上級の酔いやすさで、箱庭の中に自分がカメラを持って入っていってその映像を見ながら常に視線とともにカメラが動いていくので3次元的な動きが発生しやすく酔いやすいと思います。
多分、レースゲームや戦闘機系も同様の理由で酔いやすいでしょうね。
したがって、はじめは動きの少ない音楽ビデオとかから慣れて、次に箱庭的な3者視点のゲームを触って、最後にスカイリムやレースゲームなどのカメラが主観視点で視界がグリグリ動くやつが良いんじゃないかと思います。
・買ってよかった? コスパについてどう考えるか。
感覚としては安いゲーセンの筐体買ったような気持ちです。
PayPayキャンペーンで買えたので2万程度ならどっか旅行行ってホテル1泊したら無くなるお金だし、テーマパークにでも行ったと思えばいいかなという感じです。
売れば半額くらいにはなりますしね。とはいっても、まだ売る気はないけど。
まあ、こういうハードってゲーム機を当日に買うようなゲーマー志向な人が買うくらいのもんだと思います。
バーチャル大好きな私はバーチャファイター買うためにセガサターンを発売直後に買ったような新しもの好き度が試される機器だと思います。PSも後で買ったけど。
あと、あまり露骨な話は書けないのですが、エロ関連の話をすると、立体感はあってこれも新たな扉を開いちゃった感はありました。
まあ、最近のスマホに千円くらいのVRゴーグルつけても解像度・画質はそんな変わんないだろうからエロ用途ではさほどコスパが良くない気がします。
お父さんがゲームやる用に買いつつ夜中にこっそりエロいのを見る(TV画面に出力しない設定で)のにはちょうどいいかもしらんけど。VRゴーグル買うよりは。
エロ系は最新の作品は画質が上がっていて古いのは荒い感じがします(何本もみたのかよw)。某ビデオサイトの売上ではVRが上位に食い込んでいるようで、おカネが大量に入って日々進化してるししてくんでしょうね。
・今後の遊び方
3D映画が安くなったら攻殻機動隊は見たいかな、あとはバイオ7とアストロボットとエスコン7が激安になったら買うかなあ。あとはエロいのもたまに買うかw
銃タイプのコントローラーやマラカスみたいな形の専用コントローラーはコスト的に高いし酔いまくるので、今の所買うつもりないす。
あと、液晶テレビ代わりにこれで体感200インチくらいの画面でPS4のゲームで遊べたり映画等が見れるんですが、頭の締め付けが気になるので普通にTVモニタで見るかなあという感じ。
プロジェクター使うよりはお手軽だからダゾーンでサッカー見るにはちょうどいいかもくらい。
今後数年しないうちにPS5と一緒に高画質なVR機器が出るんじゃないかなと思ってますけど、あと2、3年位はPSVRは現役で遊べるんじゃないですかね。
・終わりに
久々に未来を感じさせる面白い物を触ったなというワクワク感がありました。
画質や装着のお手軽さ、コンテンツの充実度がじりじり積み上げられると5年後には面白い世界になってるんじゃないかなあと思います。
でも、ゲームなんかは売れないから開発されず下火になっていく気もしますね。オキュラスがスタンドアローン型を重視していくみたいですし。
ネットにはVRスゲェぞ、買ったほうが良いぞって記事が溢れがちですが、おっかなびっくり触ってみた正直な感想もいいかなと思って記事にしてみました。
私の感想としては、新しもの好きのゲーマー男性以外には特にオススメはしないです。
私もVRを買った人に、自分でやって良かったゲームや映像をオススメすることはあっても、VR購入自体を勧める事は無いですね。
酔いやすい人には楽しむどころじゃないくらいに、人を選ぶ代物だと思います。
私は乗り物酔いをした経験が無いですが、そんな私がロビンソンというゲームで初めて乗り物酔いする人の気持ちを理解できたくらいですし。
そう言っておいてなんですが、シアタールームVRで幼女戦記のPVが現在公開されていますが、これはなかなか良かったですよ。