今更だけどドルMMFってコストが重い投資対象だなと

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今多少なりともドルMMFを持っているんですけど、あまり長く持つには向かないですね。

例えば、利回りが5%、信託報酬1%のMMFがあって1年放置して為替が動かなかった場合、税金各種で持ってかれて2%程度の利回りにしかならないんですね。

MMF内の債券の金利が発生した時点で2割税金取った後に再投資とあるので、株式の無分配投信よりも不利なわけで。可視化されない税金というのが厄介だと思う。
加えて売るときは金利で得た分の利益も評価額になっているので譲渡益に加味されてそれにも2割税金がかかるので、年率5%の利回りだと×0.8してx0.8なので、3.2%が実質的な手取りになるわけです。(理解が間違っていなければ)

これに1年1%の信託報酬と仮定すると1%引いて2.2%となるわけ。これだと米国のインフレ率(3%程度)以下なので現金よりマシだけどインフレで目減りしていく資産って感じになる。
信託報酬相当1%というのは実際より少し高いけど0.5~1%の範囲だからそこまで外れてもいないと思う。

株価が下落するであろうと見込む消極的な空売りポジションみたいなものと考えておけばいいのだとは思う。
株で持つよりは下落相場では安全なんだけど、長期で持つには信託報酬相当と税金が重すぎるという理解になる。

株に突っ込んでチャンスのときに含み損で身動き取れないよりはいいんだけど、表面利回りが5%近いからとうっかり買い集めてしまうのは少し注意しないとなと思いました。

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