先日、尿路結石にかかり1泊の入院・手術をすることになりました。
人生初入院です。
さて、その際に世のお一人さまが抱えるであろう難題に直面しました。
そう、保証人です。
無職での引越しの際、賃貸の保証人問題を保証会社で乗り越えてきた私、今回はどうしようかなと気がかりではありました。
[参考過去記事]
・無職状態で引っ越しを検討。果たして保証人なしで契約できるか?
・無職状態で引っ越しを検討。果たして保証人なしで契約できるか? → 結果
保証人不在での入院を相談してみた結果
さて、入院時の書類に保証人を2名ほど記入する欄があり、そこには親類で収入のある人を記入するように指定がありました。
困ったなと思い、私は家族に保証人を頼むのが面倒なので、病院の事務手続きの方に「誰にも頼めない場合はどうなのか?」と確認したところ、保証人欄は記入なしで問題ないとのことでした。
拍子抜けですが、保証人をたてなくても良いようです。
これは手術の承諾書も同様で本人記入欄の記入だけでOKでした。
追加の保証金などが必要になったりするのかという点についても、追加の保証金は必要なしという結果でした。
入院時のデポジットが5万ほど発生しましたが、これは他の入院患者さんも同様のようなので処遇に差別があったとは思えません。
病院の方に聞いたところ、ここは重要な点ですが、病院は保証人が居ない事を理由に拒否できないことがということを聞きました。(詳細は後述します)
天涯孤独になって入院時の保証人が頼めなくても、全然心配いりません。
入院時に保証人になってくれる人が居なくて困る話は悲劇が好きなTVで出てきますが、そもそも入院時の保証人なんて要らないんです。
私もぼんやり入院できないんじゃないかなと思っていましたから、不正確な情報を報道するマスゴミは罪深いですね。
探すから見つからないのであって、探す必要すらないということです。
病院が受け入れを拒否できない理由は法律で決められている
さて、病院の方が言っていた病院側が拒否できない理由を調べたところ、医師法19条1項の応召義務というのがありました。
診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。 –医師法第19条第1項
~中略~
- 患者が貧困であるという理由で、十分な治療を与えることを拒む等のことがあってはならない。
この条項は保証人が居ないという状態は貧困(=死亡時の診療費の支払い影響の担保がない)であることとほぼ同義ということになると思います。
これに違反した場合は医師免許にも影響するようなので、よほど質の悪い病院で無い限りは保証人が居ないという理由で手術や入院を病院側から拒否されることは無いと思ってよいんじゃないですかね。
訴訟されて医師免許剥奪なんて割に合いませんし。
入院時の保証人が居ないと受け入れない病院があったらどうする?
保証人が居ないと入院が無理というおかしな病院があれば、揉めている時間がもったいないのでさっさと公立の病院に行ったほうが良いと思います。
公立系は拒否されることは無いでしょう。
ちなみに私が今回行ったのは私立医大系列の病院でした。
お一人さま入院は入院持参物の用意で困る?
ついでに書いておくと、入院時の持参物ですが、短期の入院であれば新たに用意するものはスリッパや下着程度なので、緊急であれば多少割高ですが現地の売店やコンビニで十分調達可能です。
服も2,3日同じだからってたいして気にすることは無いでしょう。
誰かに頼まないと用意できないものというのは無いと思いますので、お一人さまも入院そのものにはビビリすぎず気楽に構えていて大丈夫だと思います。
最後に
そもそも、病院のお世話にならないことが大事ですが、今回の記事がいざという時の予備知識としてお役に立てれば幸いです。
なるほど、これはいい話ですね。
そもそも結婚をしない時代になり、皆、親族など誰もほとんど居ないという時代が来るのだから、保証人をたてないと、、、という文化すべてが通用しなくなると思います。