前回の記事(東証で買える米国高配当ETF(1589)の配当は維持できるか?上位銘柄の利回りと配当性向を見てみよう。)
の補足記事を書きます。
というのは、1589の記事は案外アクセスが多いという点と、自分も気になるから調査ついでに記事にしようという単純な理由です (笑) (ブラックロックからキックバックとか無いですよ念のため)
前回の記事では上位10銘柄の配当性向は確認したので、次は11位~20位の銘柄を調べてみました。
・米国高配当ETF(1589)上位11位~20位銘柄の利回りと配当性向の集計結果
銘柄コード | 会社名 | 比率(%) | 業種 | 配当利回り | 配当性向 |
MRK | メルク | 3.31 | ヘルスケア | 2.93% | 59% |
INTC | インテル | 3.28 | 情報技術 | 3.02% | 42% |
IBM | アイビーエム | 3.09 | 情報技術 | 3.22% | 41% |
MO | アルトリアグループ | 2.99 | 生活必需品 | 3.42% | 127% |
PEP | ペプシコ | 2.93 | 生活必需品 | 2.69% | 58% |
BA | ボーイング | 2.1 | 資本財・サービス | 3.21% | 35% |
MCD | マクドナルド | 2.07 | 一般消費財・サービス | 2.90% | 73% |
WMT | ウォルマート | 2.05 | 生活必需品 | 2.83% | 40% |
UPS | ユナイテッドパーセルサービス | 1.53 | 資本財・サービス | 3.09% | 79% |
LLY | イライリリー | 1.36 | ヘルスケア | 2.47% | 57% |
平均 | 24.71 | 2.98% | 61% |
結果については2017/4/3現在で確認できている年間決算数値から算出されたものです。
配当性向を図る指標としては 配当/フリーキャッシュフローで算出しています。
・集計結果に対する考察
まずは集計結果を見ていきますと、上位11位~20位までの銘柄の平均配当利回りは2.98%,平均配当性向は61%となりました。
上位10銘柄に比べれば配当に余裕がある銘柄が多いですね。
配当性向が100%を超えたのはアルトリアだけです、アルトリアについては保有していたSABミラー株が買収されることでの巨額の利益が発生するのと、過去の連続増配実績や業績の安定度からして減配は当分は無いと思います。
11位~20位までの銘柄でこのETFの24%を占めます。
前回集計した1~10位までとの合算で80%となるので、このETF(1589)は20銘柄に集中投資していると認識しておいたほうがよいと思います。
そう考えると分散の効いているであろうMSCIコクサイ(VT)やS&P500インデックス(1557,VOO)に投資したほうが安全かもしれません。(あとでこれらの上位20銘柄で何%を占めるか調べてみようか。。)
配当狙いなら1589の上位20銘柄の中から、PERが高すぎず、配当性向も高すぎずを拾っていくのも手法としてはありでしょう。
良さそうな高配当銘柄を探すためのリストとして活用するというスタンスで1589の構成銘柄をチェックしてみるのもよいと思います。
また、暇を見つけてETFの中身について調べていこうと思います。
僕もたまたまPVが伸びるネタってあるんですよね、そういうのは大事にしていきます。
僕はやっぱりPMが欲しいですー、米国内源泉も0.2で済むとは、なかなか美味しい。