”ライフワークバランス”を近頃耳にしますが、
この言葉って、フルタイムで働いて、残業をどの程度調整するかって話になりがちで、定時帰りくらいがワークが少なくなる場合の落としどころですよね。
週3日勤務とか、週ずっと半日勤務とか、数ヶ月休業とかいった大胆な労働時間縮小の話はあんまり出て来ないので怠け者的にはあーそんなもんかと、落胆してしまいます。
それはパート勤務だろって話かもしれませんが。でも、パートと正社員を社会保険とか労働法制で分ける意味もないような気がします。
セミリタイアブログなどを読んでいくと、会社やめたら稼げないと思っているのか、年金まで毎年稼ぎゼロでも切り崩して余裕な金額をリタイア資金の目標額としている感じがしますね。
一切働かないでも大丈夫という安心感は代えがたいものなんでしょう。
それよりも、会社をやめたらバイトですら稼ぐ自信がないのでは?と想像してしまうのですけど。
バイトで年100万くらいまで稼ぐ程度ならほぼ税金もかからずなので、負荷のかからないバイトを見つけて月数万くらい、暇つぶしと体力づくりついでに稼ぐのもありだと思うのです。
正社員で高時給で稼いでもそれなりに税金が取られるわけで、バイトで税金がかからない程度に働くなら時給の差って結構縮まるんじゃないかと。
たとえば、今の私が30歳で、バイトしない前提だと50歳でリタイア可能、月数万程度バイトする前提だと40歳でセミリタイア可能なら、私は40歳でセミリタイアするほうに傾く気がします。
フルタイムを10年続けるって大変なことだと思います。リタイアして緩みきった自分だから若干働かないほうに傾いている自覚はありますが。
そのあたりの判断は、所属している企業の給与やストレスレベルに依存する話だと思います。
最近思うのは、もっと年単位とかで、働いたり働かなかったりを楽しんでみたらどうだろうかと思います。
生活費が年100万なら、半年派遣とかで働いて100万稼いで、半年は働かないで生きていける。
貯蓄が多ければ、丸々1年休んでも100万減るだけなのです。
次の年、手取り200万で働いて、その次の年まるっと休むこともいい。
10年で1000万貯めて、その後10年100万生活で寝て暮らすってのもありだと思うわけです。
あ、100万の生活費のところや収入に関しては各自置き換えていただくとして。
それを阻むのは基本的な生活費の高さだったり、再就職で割を食う正社員制度だったり、年功序列だったり、退職金の多寡だったり、厚生年金の掛け金だったり、男性の収入依存の家計だったりしますが。
私はこのルートから外れちゃったので、すき放題言っているわけです。
再就職活動もせず、バイトもせずで、私はもう4年くらい働いていないですw
数年単位で見れば株でぎりぎり生活費を稼げているので、税金安いし楽な職場を探してみようかなーという段階です。
こんな考え方、誰も真似しないでしょうけどね。
あと、その日暮らしを推奨しているように聞こえるかもしれませんが、10年~20年くらいは働かずに過ごせる貯金はしておくべきだと思います。
そのくらい稼げば厚生年金などの受け取り見込み額もそこそこの額になるでしょうし。
なんかリタイア目指しているブロガーさんって、会社への依存度が高い感じがして、息苦しくて重い感じの投稿が多い気がするので、お気楽リタイアーとして「こういう意見はどうだろうか?」というカウンター入れときたくなったのでこんな記事になりました。
・・・前にも同じようなことを書いたような気がしますが、ここまで書いたので投稿しちゃいます。
まさにそう考えています。
年間100万も稼げば十分でこれで生きていけます。
ドイツではサバティカルという考え方があって、しばらく労働から離れて、また復職するという文化があるんですよね、あれはうらやましいです。
いったんレールから外れたら二度と戻れない、という強迫観念がこの日本の労働者にはあって、だからあれだけガチガチのリタイアシミュレーションをするんでしょうね。