子育てと教育に関する効果に関する話と、進化の過程からみた一夫一婦制の妥当性とかの話は考えさせられたなあ。
ほかには人種毎のIQの話とか、サイコパス(罪悪感の無い人)脳と将来犯罪を犯す可能性とかもなかなか。
タイトルを”子育ての無力感の訳と浮気がなくならない理由”とかにしたほうが週刊誌的で万人受けするかもしれんね。
でも、子育ての話は前の本で書いてたような気がしますね。
橘氏は人間の行動傾向に関する世界中の知見をわかりやすく説明してくれるので、週刊誌を読むようなノリで読めるのでよい。
でも、0,1で決めつけてしまうような人は読まないほうがよいかも。
あくまでの傾向の話だから。
子供が言うことを聞かないとかで子育てで悩む知り合いに教えてあげたいけど、無力感を与えそうな内容だしなあ。
基本、こんな新しい発見があったよってさらっと教えてくれる本なので、図書館で原著を漁ったほうが理解は深まるけど、読むのがだるくなる場合もあるし、原著って翻訳がいまいちだったり、時間をかけて読んだ割には新しい知見がなかったりするから、こういうかいつまんで説明してもらえる本は助かりますね。
橘氏は以前の著書の焼き直しも多いので、安売りしてから買いますね。
ただ、進化論万歳すぎるのも考え物です。
リチャード・ドーキンス氏の”利己的な遺伝子”で説明された進化の話は私もよく考えたりしますが、
”どうせ遺伝子の入れ物なんだから生きている意味がない”みたいに考えて凝り固まってしまうのはよくないと思います。
多少なりとも自由意志があるのだから”好きなように生きる能力がある限り楽しんで生きたい”と思いますね。
基本心配性なので。。
体調や気分なんかも良くなると思えば、プラシーボ効果でどんどん良くなるものだと思いますので。
メンタルや思い込みが体調に与える影響は結構ありますからね、
その辺の話は、アウシュビッツで医師をしていた”ヴィクトール・E・フランクル”の本にもでてきますので気になる方は図書館とかで読んでみてください。
人間大部分遺伝で決まりますよね(;・∀・)
残酷です。精神病の両親からは精神病気質の子供が高確率で生まれますしね。
その他の病気も遺伝性の部分高いですしね。