大半の投資家は平均(全世界の株の値動き平均)に勝てないと言われています。
投機的に一点集中投資で市場平均に勝つ投資家が注目されますが、投機的に一点集中で退場していく投資家も同様に多いのが実情です。
私の運用成績を投資開始した2008年以降のドル建てのパフォーマンスを整理してみました。
(年単位なので2007年は除外しました)
比較対象は
- ドル建ての全世界株の平均(インデックス)
- 日本株平均
- 私の投資分(自己運用)です。
なお、日本株の指数は代表的なMSCI Japan指数(EWJ)を使用しています。
全世界株指数のパフォーマンスはモーニングスターの
VTのパフォーマンス(World Stock (NAV))から参照しました。
・ドルベースの投資成績推移です | ||||||||
・2007年後半以降に投資を開始したのでそれと比較(ニューマネーは含まず) | ||||||||
年度\項目 | 年度利回り(%) | 元本推移(開始時点を100とする) | 自己運用方針 | 一口コメント、指数との比較 | ||||
全世界index | 日本株指数 | 自己運用 | 全世界Index | 日本株指数 | 自己運用 | |||
2008 | -41.4% | -29.4% | -17.9% | 0.59 | 0.71 | 0.82 | 全世界Index開始 | サブプライム暴落始めで早い損切りで指数に全勝 |
2009 | 41.0% | 5.3% | 0.0% | 0.83 | 0.74 | 0.82 | 資金凍結 | リバウンド拾えなかったけどまだ指数には勝ち |
2010 | 10.8% | 14.9% | 2.0% | 0.92 | 0.85 | 0.84 | 日本優良株重視 | 単年度では指数に全敗 |
2011 | -5.6% | -14.9% | -5.4% | 0.86 | 0.73 | 0.79 | 日本優良株重視 | 3.11暴落で損切り、日本株平均に勝ち始める |
2012 | 14.0% | 7.6% | 6.3% | 0.99 | 0.78 | 0.84 | 外国高配当株重視 | 単年度では指数に全敗 |
2013 | 19.6% | 26.5% | 7.1% | 1.18 | 0.99 | 0.90 | 外国高配当株重視 | 単年度では指数に全敗 |
2014 | 2.7% | -4.4% | 10.0% | 1.21 | 0.95 | 0.99 | 外国優良株重視 | バフェット分析による売買判断を強化、指数に全勝 |
全期間合計 | 全期間の利回りは右記参照 | 21% | -5% | -1% | 暴落時の早い損切りで有利になるも上昇拾えず、日本株平均には勝ち | |||
※1 日本株の指数はEWJ(MSCI Japan 指数)を使用しています |
結果は、全期間トータルリターンの順位は
全世界平均(21%) > 自己運用(-1%) > 日本株平均(-5%)
でした。
日本株平均にはぎりぎり勝っていましたが、
世界平均には負けていました。
配当株などのディフェンシブ銘柄が多いせいか、
2010年 、2012年、2013年の上昇相場は指数に全敗し、
2008年、2011年、2014年の下落相場は指数に全勝しています。
配当株は振れ幅が小さいのが特徴でセオリー通りと言えばそうなんです。
気になるのは2014年の動きの無い相場で、運なのかバフェット分析での銘柄変更がうまくいっているのか指数に全勝できました。
それにしても2008年にいろいろな本を読んでインデックス運用(インデックス教に入信) に本格参戦したすぐ後に暴落してしまったというのが悲しいところです。
2009年の上昇は拾えませんでしたが、さっさと逃げたので2009年までは指数に負けていません。
でも、暴落したときに耐えるには、中身がわかってないのはしんどいんです。
自信過剰な投資家らしく、バフェットロジーによるバリュー投資でしばらくは行こうと思います。
QE終了でモメンタム株は売られやすいので今年もなんとか指数に勝ちたいものです。
これから3年連続でインデックス運用に負けたら運用方針を見直すべきかもしれませんね。
インデックス運用するならS&P500かNYダウ工業平均が好みです。
(優良企業が多いのはわかっているので)
私はマネックス証券、楽天証券の外国株口座があります。ここ最近はマネックスが手数料でリードしつつありますね。楽天はニュース情報や取引ツールが強いです