こんちわ
仕事が嫌でセミリタイア(≒ドロップアウト)する人は、
少なからず集団生活でのコミュニケーションが苦手な人が多いと思います。
そして、結構な部分で理想主義的な傾向があるんじゃないかと思います。
表情から感情を読むのが苦手だったり、
いわゆる空気といわれるような同調圧力に屈しなかったり、
同調圧力を感じることが出来なかったりだと思います。
後者の同調圧力を感じない場合はアスペルガーとか言われますよね、最近は。
”俺ルール”はそれが自分の中では合理的であっても、
大抵社会の慣習(≒前例主義・権威主義思考)につぶされるので、
いい大人は”俺ルール”を通そうとはしませんからね。
私自身は、大人になってさまざまな本を読んだり、進化論を勉強したりして、
いわゆる”みんなの考え”を想定できるようになってから、
大分楽になってきた感があります。
ただ、わかっていても合理的に考えて自分の理想に合わない場合、
理不尽な同調圧力に屈したくない天邪鬼思考でオトナの対応が出来ずに
結果として不利な立場に陥る事もそれなりにあったほうです。
(例、労基法違反の社内規定に普通に突っ込みを入れる等(←馬鹿))
さて、タイトルに書いた私のコミュ障の発症時期ですが、
保育園の時期にすでにあったと思います。
記憶を探ると、みんなでお遊戯をしている間に、
私は一人庭に出て虫の観察とか木登りとかボンヤリ外を眺めて居たりとか、
おもちゃで遊んでたりとか、一人で行動していた記憶ばかりなんですよ。
みんなでお遊戯がなんか気持ち悪いというか、”全然楽しくねえ”、”嫌だ”という記憶しかありません。
とはいえ、兄弟とは無邪気に遊んでたんですけどね。
他の家の子とうまく遊べていた記憶が全然ないんです。
仲間に入りたいとかさびしいと思っていた記憶もないんですよね。
家族以外の第3者的な関係を築くのが下手糞な傾向が、
保育園の段階で出ていたので生得的な部分が大いにありそうです。
また、小学校に入ってからさらに悪化しました。
私を含めて兄弟は小学校では口をほぼききませんでした。
授業はちゃんと座って聞いていましたし、教科書もよく読んでいました。
うちの家庭は夫婦仲が極端に悪かったりも無かったんですけどね。
勉強ができなかったわけでもなく、いじめにあったりはしませんでしたが。
私自身、やたら元気で同質的な思考(テレビとかの話題に偏る)な同級生が
不気味に思えたし、学校に行く義務への恐怖感みたいなもので、
自己主張はまったくしない子供でした。
絵とか工作でも自分の考えが知られるのが怖くて、
いつもしめきりぎりぎりまで悩んでいた気がします。
小学校時代は、近所の同年代の友達と兄弟以外はほぼ口を利かない生活でした。
兄弟の同級生に話しかけられて答えたら~の弟がしゃべった!とか騒がれましたからね。
共働きだったので、学童保育に行っていたのですが、そこでも一人行動でしたね。
中学校も特定の2,3人の親しい友達を除いてはほぼ無口でした。
小学校~中学校までの長期間ほぼ人間関係が固定(学年で300人くらい?)されていたので、ものすごく閉塞感があったように思います。
しかもみんな新しいベッドタウンに住むサラリーマン家庭のお坊ちゃまだらけという。。
高校、大学以降は気の合う友人とは大分しゃべれるようにはなったし、
友達と毎日一緒にすごして互いの家に遊びに行ったり、大学では友人宅で飲んだりしていたので、
小学校・中学校の固定されて逃げられない人間関係が必要以上に心の負担になっていたのだと思います。
ただし、相変わらずノリの悪いなに考えているか分からない奴という評価だったと思います。(←研究室の旅行で先に寝てたらそんな話が聞こてきたたので。orz。)
社会人になって以降は、よく理解できない事ついて、
いろいろな本を読んだりすることで、
”自分の思考”と”世の中の一般的な思考パターン”のすり合わせをして、
大分生きやすくなってきたと思います。
哲学とか、社会科学とか、宗教(仏教、キリスト教)とか、人文科学系の本は社会人になってから読むようになりましたね。
というわけで、コミュ障は小さいころに発症するけど、
悩んでいる人は”世の中の一般的な思考パターン”の癖をいろいろな本を読んで、
理解する事が、生きるのを楽にするのだと思います。
私は表情から感情は割りとすぐに読み取れるのですが、
群れの意識とか社会的な思考が一匹狼思考なので、読めずに苦しみますね。
会社で言うと、部門のボスの顔を立てるために平身低頭したり、部門間のナワバリ意識とか。
または後輩にも丁寧にリスペクトして対応するから、勘違いしてなめられたりするとか。
社会科学の研究ではサルとかチンパンジーでも備わっている能力なんですが、いかんせん私はうまくできない性質のようです。
全員平等でいいじゃん、メンドクサイし、と思うんですけど。。
小さいころアタマを結構ぶつけたのでどこか脳に小さな障害があるのかもしれませんね。
脳の機能障害の本とか結構興味深いです。数分しか記憶が保持できない話とか。
まあ、今元気で生きているから良しとします。
社会科学系の本では、橘玲氏の本がコミュ障な人向けには読みやすくて好きです。
ああ、そういうことだったのか!と納得しまくりです。
最近はこの辺を読んでいます。