[米国株] キンバリークラーク社(KMB)を新規買付と銘柄分析メモ [高配当]

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今回は日本でもクリネックスというティッシュ等でおなじみの会社

最近は米国の利上げ見通しや長期金利が3%程度に上がったので、債券の代わり買われていた高い配当利回りの銘柄が軒並み売られていますね。

というわけで、ちびちびと売られすぎかな?と感じた株を買い始めています。

先日、キンバリークラーク(ティッカー KMB)を買ったのでついでに記事にします。

企業のwebサイトは http://www.kimberly-clark.com/

[ どんな会社なのか? ]

キンバリークラーク社は日本でもクリネックス(Kleenex)でおなじみのティッシュ・トイレットペーパーなどが主力商品。

ハンドタオルのScott、紙おむつのHuggies、生理用品のKotex等の世界的に上位のシェアを持つ会社です。

売上比率は米国が半分でアジア・南米等多国籍に売上があります。

下記のパッケージは見たことがある人がほとんどではないでしょうか。

景気が良かろうと悪かろうとティッシュやトイレットペーパーなどの消費量って安定していて変わらないです。

というわけで、業績も長年安定していて連続増配年数はなんと45年!です。

こういう銘柄は買ったらあとは配当を貰いながら放ったらかしで良さそうな気がしますね。

私のような怠け者の年金代わりにちょうどいい銘柄です。

さて、買いに動いたということは結構株価が下がってお値ごろになったということです。株価を見ていきましょう。

[ ここ5年の株価チャート ]

キンバリークラークの5年株価推移(青)、比較はダウ工業平均(ピンク)です。(2018/5/10 現在)

チャートを見ると、キンバリークラーク(KMB)の株価は5年間で株価は30%程度上昇した後ここ1年は下落一直線で最終的には+3.1%です。

比較対象のダウ工業平均は5年で+60%近いですね。

わーお!指数にボロ負けしています。これは明らかに市場から見放されていますね。。

しかし、人が売りたいときこそチャンスでもあるのです。

次は購入理由を書いていきます。

[ 現在の各種指標、来季の見通し ]

2018年5月10日現在の各種指標

・株価 103.06$
・現在PER 20.2倍
・来季PER見通し 14.9倍
・配当利回り 3.79%

最低限の指標で考えるとこんなところですが、株価が急落はしていますが特に来季の見通しが悪いわけではないのです。

再来年の利益見通しもわずかに増益見通しです。(業績見通しはmorningstar.comの情報を引用しています。)

増益の要因としてはトランプ減税とコスト圧縮、インド事業の成長。

利益の伸びを阻む要因としては低価格化の圧力、原材料のパルプ価格の上昇、原油高による配送費の上昇、販促費の増加、先進国の出生率の低下が考えられています。

株式の長期の平均PERは15倍(益回り 6.6%)程度ですから、来季PERを達成できるなら業績の安定度を考えてもまずまず買える水準だと思います。

もう少し業績のデータを見ていきます。

一株あたりの営業CF(キャッシュフロー)、利益(EPS)、配当の推移をグラフにすると下図のようになります。

一株あたりの営業CF、利益(EPS)、配当

利益は一時要因で変化しやすいので営業CFを重視したほうが企業の実態が見えやすいかなと思って一株あたりの営業CFも載せています。

営業CFが順調に伸びていれば本業がうまく行っている証拠で安心出来ます。

さて、グラフを見ていくと、ここ10年では一株あたりの営業CFと利益(EPS)は為替影響などで変動はありますが大きな変動はなく、平均すると年5%程度の伸びです。

配当は毎年コツコツ上がっていますね。まだ多少は配当余力があるように見えます。

あと、グラフにはありませんが長期負債は利益の3倍程度です。今の段階で減配というのは考えにくいですね。

利益の推移をみても最近利益が悪化したわけでもなく、2015年は落ち込んでいますがここ2年ほどは利益が回復していますね。

最近の下落はもとの株価が高すぎたのと長期金利の上昇が原因だと思います。

コスト対策をしつつ年数%の利益成長を今後も続けていくくらいの期待値だと思います。

[ 買いを入れる株価(エントリーポイント)をどう考えるか。]

著名投資家のバフェット氏は個人投資家向けの著書では安定した収益を上げ続けると考えられる良い企業を多く見つけておいて、安全マージンを見込んだ安い水準になったら買うべきだという考えで私はこの考え方を採用しています。

購入し始める株価はバフェットロージー分析という手法で過去10年間の業績データをもとに今後10年間の期待収益率を計算して決定しています。(とはいえ過去のデータなのでだいぶ割り引いて考える必要はあります。)

細かい期待収益率の計算を除けば銘柄選定の段階で、収益が安定的で一株利益(EPS)伸びていること、景気変動が少ないこと、負債が少ないこと、利益率が高くブランド力がある、インフレ時に値上げが可能か、といった点を主にチェックしています。

今回購入したキンバリークラークは一株利益(EPS)の伸びが少し弱いところが気になるところですね。

直近の営業利益率は18%で競合の日本製紙の3%程度と比べるとずいぶん良いです。

さて購入株価についての考え方ですが、最近は世界的に株価が高値水準なので、税引き後7%くらいの年間利回りが得られそうな株価水準で投資していこうと考えています。

これらの前提を踏まえると株価が90ドル台前半の配当4%超えになったところで本格的に買い増ししようかなと思っています。

今回は100ドル近辺で少し買いましたが、これは欲しいところまで下がらないで買えない場合もあるので、保有銘柄のバランス調整も兼ねてまずまず安いかなという水準で少し早めに買い始めています。

[ 終わりに ]

割とざっくりした内容ですが、あまり細かするぎる分析をしても未来のことは厳密には予想出来ないと思っています。

なお、本ブログから得た情報で取引した結果について、私は一切責任を取れませんのでその点は自己責任でお願いしますm(_ _)m

投資ネタなら日々のネタに困らないので、気が向いたら更新できたらしていきます。

時間を見つけてあまり知られていなくて利益が安定成長している優良企業を紹介していけたらいいかなと思っています。

あ、今回はみんな大好き安定高配当の割と有名な銘柄でしたね。

それでは、また。

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